不健康とショックによるダイエットか

好事魔多し、とは言ったものです。 

能登半島一周は、半ばであっけなく・・・ 

終わってしまったのでありました。 

 

最北端の狼煙灯台を離れ、南下を始めてほどなくのこと。 

見附島を目指して珠洲の市内を抜ける途中で、 

歩道側から飛び出だしてきた乗用車に行く手を塞がれ、 

逃げ場もなくフルブレーキも間に合わず、ドッカンです。 

 

バイクはリアを投げ出すように横転、勢いで反対車線に 

転がる僕。ぶつかる瞬間は良く覚えてないっす。 

転がってるのはよ~くわかるんですよ。 

以前にも経験あるし(笑・・・いごとじゃないけど。 

 

路肩まで転がって、立ち上がってやったことは 

外した手袋を地面に叩きつけてましたね。 

F1でリタイアしたドライバーがやる、あれです。 

心境はそのまんま、なんでだよチクショウ! 

怪我とかどうでもいいんですよ、痛みとかないし。 

 

悔しさと怒り(相手に対してではなく、アクシデントに対して)で 

頭の中はいっぱい、倒れたSVが目に入っても 

起こしに行こうとはせず・・・ 

相手ドライバーが安否の声をかけてきて、立ち上がった 

姿を見てバイクを起こすから手伝ってくれと。 

で、まだ怒りは収まらず向かいの路肩まで歩いて行って 

ヘルメットを脱いで、ようやくバイクを起こして 

路肩へ運び出したんですけどね。 

 

頭のてっぺんからつま先まで、あるのは落胆だけ。 

 

なんでオレがこうなった?何が悪くてこうなった? 

もう、そのことだけがグルグルと頭の中を巡ってる。 

だけど、だれも答えてはくれない虚しさ。 

 

接触した場所は相手の仕事場の前らしく、促されて 

中で話をして、警察を呼んでもらい現場検証。 

僕のことは見えていなかったらしく、気づいたら 

突っ込んできたとか。勘弁してよ・・・・。 

向こうは対向車線に出るつもりだったようで、 

Uターンのような状態で入ってきて曲がりきれなかったのか 

僕に気付いたからなのか、停車したもんだからさー。 

 

調書をとる警察官も、ブレーキ跡から推測しても速度は 

40km/h以下(法定速度以下)だろうから軽傷で済んだ 

と思うって、その通りなんですけどね。 

当たった時は20kmも出てなかっただろうし。 

荷物がなければ止まれたかもなぁ・・・・。 

相手は全面的に非を認めていて、駐車場から正面に 

出られない道路の作りを警察官に愚痴ってたっけ。 

市が対応してくれないって。 

 

注意をしていたはずだったけど気づかなかったばかりに 

折角の旅を台無しにしてしまって申し訳ないと、 

ひたすら謝る相手。 

修理費も交通費も治療費も全部負担します、 

でも旅の思い出はお金じゃどうにもならないから、 

どうか悪く思わずまた能登に来てほしいと・・・。 

願わくば、その言葉が保険交渉の場でも変わりませんように。 

 

あらためてSVを見たときに、ここで終わりだなって。 

ヘッドライトと右ウインカーはひしゃげ、Fカウルは割れて、 

リアブレーキレバーも折れてる。 

イグニッションも通電しないから、エンジンはかからない。 

タイヤは擦れていたけど、ホイールもフォークも見た目は 

大丈夫そう。タンクはシューズで擦った汚れ程度。 

ごめん、ごめんよSV。こんなことになってしまって。 

 

ひとまずは帰ることを優先して、事故から一時間も経たないうちに 

金沢行の高速バスに乗り込んだ(それがこの日の最終便だったため)。 

快晴の景色を見るのはとても辛くて、カーテンを閉めて寝て過ごす。 

一時間も眠ると、もう眠れなくなってしまって、 

ウォークマンで音楽を聴きながらスマホで帰路を調べる。 

鉄道で帰るつもりだったけど、その日の帰郷は無理。 

翌日にしても、乗り換え9回で10時間もかかる。 

夜行列車は3月に廃止されてしまったからなぁ。 

結局、一番近い小松空港からの羽田便を満席ギリギリで確保、 

初めて自分で航空券の手配をしてフライトすることに。 

スマホって、つくづく便利だよね。 

なかったら途方に暮れてたと思う。 

 

金沢駅から小松空港への直通バスの中から見た夕陽が 

とても綺麗だった。同じくらい寂しかったけどね。 

いつか、いや来年、残りの半周を走りにもう一度来なきゃ。 

もちろん、SVに乗って。 

 

今日、置いてきたバッグとヘルメットたちが送られてきた。 

あとはSV、早く帰っておいで・・・。 

調子の悪かったミッションも調べてもらって、 

立ちごけで折れたクラッチレバーも交換してもらおうw 

 

あと、体は大丈夫です。 

左足に打撲の痛みと軽い筋肉痛がある程度で、 たぶん平気。

病院に行くとまた入院して痩身エステ以上

やせ細ってしまうだろうし、何よりめんどくさくて。 

 

とまぁ、トラブルから始まってトラブルに終わってしまった 

能登半島ツーリング。 

得た教訓は、自分はまだまだ下手クソだってこと。 

こっちが通り過ぎるのを待つだろうって予測が甘かった。 

荷物で制動距離が長くなっているのはわかっていたし、 

用心してもっと減速しておくべきだった。 

浮かれてたはずはないけど、油断してたんだろうなぁ。 

 

この二日間、凹んでいて書く気にならなかったのだけど 

ライダー仲間には反面教師として、笑ってもらいつつも 

事故に合わない為の足しになればと殊勝にも思ってみたり。